メルカリやラクマの配送料は、「出品者負担」と「購入者負担」2通りがあります。
ほとんどの取引が、商品代金に配送料が含まれている出品者負担です。そのため、まれにある購入者負担の着払い商品に気づかずに誤って購入してしまうケースがあります。
このような場合、キャンセルはできるのでしょうか?
ほとんどが出品者負担
フリマではほとんどの商品が出品者負担(送料込み)で出品されています。分かりやすい料金体系なので、売れやすい傾向があり、フリマでもオススメされている方法です。
しかし送料込みの買い物に慣れてしまっていると、たまにある購入者負担という条件を見落としてしまうことがあります。
恥ずかしながら、わたしも一度間違って購入してしまった経験があり、それからは特に注意して買い物をしています。
着払いは送料が高くつくことが多い
着払いのできる配送方法は、種類が限られています。
例えば、出品者負担でよく使われる普通郵便やメルカリ便などは着払いでは利用できません。
着払いは距離や重量、大きさで送料が変動することもあり、高くつくケースが多いです。
わたしが誤って購入した商品を例に見てみると、出品者負担ならメルカリ便のゆうパケットで175円で送れたものが、クロネコヤマトの着払いで800円以上かかってしまいました。
トラブルもある!
着払いで多いのが梱包サイズによるトラブルです。
送料は荷物が大きいほど高くなるため、なるべくコンパクトに梱包すればそれだけ費用が抑えられます。
もし商品サイズよりもかなり大きな梱包で、着払い料金が高くなってしまった分は購入者が負担しなくてはなりません。
そのため「無駄に大きい段ボールで、余分にかかってしまった」と低評価を付けられているのはたまに見かけるケースです。
キャンセルはできるのか?

さて、間違えて着払いの商品を購入してしまった場合は、キャンセルすることはできるのでしょうか。
結論から言うと、キャンセルはできません。
「見落とし」によるキャンセルは迷惑行為
例えば、「思っていたのと違う」や「他に安い商品が見つかった」などの理由でキャンセルされていては、出品者に迷惑がかかりますよね。
メルカリでは、「商品説明をよく見ずに購入し、それを理由にキャンセルを申し出ること」を迷惑行為としています。
「着払いであることを見落としていた」のも同じように購入者のミスであり、このような理由ではキャンセルは認められません。
もしこのような迷惑行為を繰り返していると、ペナルティが課される可能性があります。
出品者に相談してみる
どうしてもキャンセルしたいのであれば、出品者に相談してみるのも1つの方法です。
購入者と出品者の間で取引を中止することに合意している場合には、キャンセルが可能となります。
しかし、「着払いを見落としていた」ことは正当な理由ではないため、出品者は必ずしも応じる必要はありません。出品者に断られれば、そのまま取引を続けましょう。
購入前の確認が大切!

着払いでは、それだけ商品自体が安く販売されていることが多いので、安さに飛びついてしまうこともあるかもしれません。
当たり前のことですが、このようなトラブルを防ぐためにも、購入の際はしっかりと出品内容を確認しましょう。
「未定」は要注意
商品説明欄で着払いの配送方法は、未定・クロネコヤマト・ゆうパック・ゆうメールがあります。
配送方法の欄がメルカリ便ではなく、「クロネコヤマト」や「ゆうパック」と選択されていれば違和感を覚えるため、そこで着払いに気づける可能性もあります。
特に注意したいのが、出品者負担でもよく使われている選択肢の「未定」です。

わたしが誤って購入した商品も「未定」に設定されており、見慣れているため特に違和感もなく、購入者負担を見落とすことになってしまいました。
検索で絞り込む
リスクを回避するために、検索の段階から着払いを除外することもオススメの方法です。

絞り込みから、配送料の負担を送料込み(出品者負担)にチェックを入れます。ひと手間かかりますが、これで間違って購入する可能性はグッと低くなります。
事前に出品者負担に変更も
着払いの怖いところは、商品が届くまでハッキリした送料が分からないことです。
出品者負担(送料込み)に変更すれば、それ以上に料金がかかることはないため「送料が思ったより高くついた」という配送料トラブルは防ぐことができます。
変更に応じてくれる出品者も多いので、コメント欄から相談してみるのも良いでしょう。
メルカリ便なら全国一律で同じサイズでも送料が安くなることが多いので、トータルの金額が抑えられる可能性もあります。
トラブル回避のために
送料込みに慣れているユーザーが多い中で、着払いは色々な面でトラブルの元になりかねない方法です。
購入側ではしっかりと商品説明を確認することはもちろんですが、出品側は説明文にも記載するなどしてトラブルの芽を摘む配慮も大切かもしれませんね。
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